企業が銀行融資を受ける際に注意すべきポイントを4つご紹介します。

銀行融資を受ける際の注意点

起業及び会社を経営するにあたって最も重要と言ってもいいのが資金調達の方法です。
中でも一般的な方法は銀行から融資を受けることではないでしょうか?

 

しかし銀行融資は必要な書類も膨大で審査も厳しく、実際に融資を受けられるまでに時間がかかってしまいます。
融資を受けたら必ず返済をしていかねばならないので、計画性も重要になってきますね。
では、銀行融資を受ける際に注意すべき点というのは一体どのようなポイントなのでしょうか?

 

 

銀行融資の注意点

銀行融資の注意点リスト

事業の運転資金として銀行の融資を検討する場合、注意しなければならないポイントがいくつかあります。

 

書類の提出

まず、申し込みの際にはいくつかの書類を提出する必要があるということです。
書類の数はいくつもあり、準備するのに時間がかかってしまうこともあります。

 

中でも代表的なものとして、

  • 決算書
  • 資金繰り表
  • 資金の用途を説明する資料
  • 事業計画書

などが挙げられます。
また、申込みの内容や審査の経過によって追加の書類を求められることもあります。

 

審査

次に注意すべきなのが、厳しい審査に通る必要があるという点です。

 

事業費の融資となれば金額も大きくなりがちです。
銀行側としても、多額の融資をした企業が倒産してしまい資金を回収できなくなってしまうことは避けねばなりません。

 

そのためにも、事業費を融資する際には厳しい審査が行われます。

 

単純な事業に対する信用の他にも企業側が赤字経営をしていたり、税金を滞納したりしていると審査に通ることは難しくなるため注意が必要です。

 

時間

膨大な書類の提出を済ませ、審査に入ったとしても実際に融資を受けられるまでには非常に時間がかかります。
もし会社の運転資金が枯渇して銀行融資を検討しているのであれば、どうにかして融資を受けられる時までどうにか経営を切り盛りする必要があります。
そのため咄嗟のピンチを解決するための手段としては、銀行融資は利用しづらいかもしれません。

 

保証人・担保

銀行が融資を行う際に重要視するのは事業内容や業績ですが、その企業に対して信用面で不安がある場合は、保証人や担保を要求し信用を補うことがあります。
保証人であれば、債務者の返済が滞ってしまった際に返済の責任を引き継ぐ必要がありますし、物的担保を入れていた場合は、その対象を銀行側に回収されてしまいます。
しかし保証人や担保を設定すると銀行側からの信用が強くなり、金利や融資額、返済期間などあらゆる面で優遇してくれる可能性があります。

 

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ファクタリングによる資金調達もおすすめ

大きな融資額を長期的に返済するのが目的であれば、しっかりと計画性を持って銀行融資を受けるのがおすすめです。
しかし、短期間の利用や一時的な業績不振の打開、銀行の審査に通る自信がない、資金調達に時間をかけられないという場合には、ファクタリングという資金調達を検討してみてはいかがでしょうか?

 

ファクタリングとは、自社の売掛金を専門業者に買い取ってもらうことで現金に換えるサービスのことです。
これによって、利益は出ているのに運転資金が底をつきてしまう黒字倒産を避けることができます。

 

ファクタリングには自社と専門業者の2社で行う「2社間ファクタリング」と、さらに取引先の相手企業も含めた「3社間ファクタリング」の2種類がありますが、日本で現在主流とされているのは2社間ファクタリングです。